=次世代へ確かな技術を= 産業DXの推進に向けて

 令和6年5月22日に開催された令和6年度一般社団法人宮城県測量設計業協会(以下宮測協)定時総会において第11代会長に就任いたしました。平成28年に理事に就任し、令和3年度に副会長となり、今般、このような名誉ある職を拝命し、大きな責任を感じております。まだまだ若輩者ではございますが宮測協の発展のため職責を全うしていく所存でございますので皆様宜しくお願い致します。

 宮測協は1982年の社団法人設立から42年目を迎え、現在、正会員48社、災害時に支援を行うサポート会員が10社加盟しております。当協会は建設関連業として位置付けられている団体であり、社会資本整備において品質を確保する上で最も重要な上流側に位置しており、災害時においても地方公共団体のパートナーとして県土復旧の最前線で活躍しております。

しかしながら、人口減少や少子高齢化に伴い、我々建設関連業においても、就業者の高齢化や若手技術者の減少など、担い手不足が一層深刻化しております。このため、宮測協においても働き方改革の推進や産業DXの推進等による生産性の向上に努めてきたところであり、今後、より一層取り組みを進めてまいります。

現在、私は宮測協を代表しマイスター・ハイスクール(次世代地域産業人材育成刷新事業)指定校:仙台市立仙台工業高等学校に運営委員として参画しています。これは

=「働きたい街 SENDAI」を目指して=

「地学地就」を目的とした(仮称)IT科と(仮称)IT専攻科の創設と『「産学官」連携によるデジタル技術を活用できるエンジニアの育成』を目指して、文科省から指定を受けたものであり、土木学の垣根を越えて地域産業の持続的な成長を牽引する最先端の職業人材を育成する事業です。

我々宮城県測量設計業協会も、これまで培った技術・経験をこれからの産業DX化により次世代へ継承し、「担い手の確保・育成」を産学官一体となり推進していきたいと考えています。

今後も会員相互の連携と融和、親睦に努めるとともに協会会員の経営力・技術力の向上に努めて参ります。引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

  一般社団法人 宮城県測量設計業協会
    会 長  髙橋 淳市